ほしいも鶴田

2021/07/09 13:55

こんにちは。
干し芋 鶴田商店です。
ここ数年のさつまいもブームは、干し芋を作っている私たちにとっても大変嬉しいことです。
そのルーツや背景も知っておきたいと思い、簡単ですがご紹介したいと思います。

■さつまいもブームの歴史

焼き芋

 さつまいもブームの歴史の始まりは、さつまいもが日本に入ってきた江戸時代にまでさかのぼるようです。当時は、安くておいしい焼き芋がきっかけで、江戸っ子の間で大流行になったようです。その後、明治時代や昭和の戦後に2度の焼き芋によるさつまいもブームを経て、ここ数年の平成から令和のさつまいもブームになっているようです。

■最近のさつまいもブーム

大学芋

 焼き芋だけでなく干し芋、大学芋、スイートポテト、ドーナツなどさまざまなスイーツにさつまいもが取り入れられるようになったことで、さつまいも人気が爆発しましたね、特に、安納芋やべにはるか、シルクススイートなどといったねっとり、しっとりと柔らかくて糖度が高い品種のさつまいもが誕生し、若者にもスイーツ感覚で食べられるようになったことが背景としてあるようです。

■スイーツなのにカラダに良い「さつまいも」
 さらにさつまいもが人気になったことに理由としては、健康に良い栄養が豊富に含まれていること。特に、食物繊維、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、カリウム、リン、鉄分、マグネシウム、銅など多くの栄養素が豊富に含まれています。これらの栄養素を美味しく食べながら摂取できることが、ブームの理由と一つなのではないでしょうか。


■干し芋の趣向の変化

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 さつまいもの新品種やブームとあわせて、干し芋の味や食感の趣向も変わってきました。ねっとりしっとりとした食感と糖度の高いさつまいもの登場により、干し芋もねっとり柔らい食感と甘くて美味しいことが多くの人々に知っていただき、喜んでいただくことになりました。

■干し芋の作り方の変化

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 さつまいもの新品種(特にべにはるか)の登場により、そのさつまいもの良さを引き出して、干し芋をより美味しく召し上がっていただくために、干し芋の加工製造方法も変わっていきました。
 以前は、サツマイモを蒸し、皮をむき、スライスして、畑などの外で天日干しにして、白い粉(麦芽糖の結晶)が発生するまで乾燥をしていることが主流でしたが、現在は、乾燥機を使用することが多くなっています。乾燥機を使用することで時間を調整し、現在の人々の趣向に合わせた柔らかさに仕上げて提供することができています。

すだれ_平

■干し芋ブーム

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 製造方法の変化やお客様の趣向により、ねっとりと柔らかい食感と濃厚な甘さの干し芋が人気になりました。また、干し芋は、原材料のさつまいもにも豊富な栄養素が、乾燥によりさらに凝縮されていることから、効率よく栄養を摂取できる、体に良い食品としても受け入れられたことが干し芋ブームの理由になっています。さらにさつまいもスイーツの中でも、干し芋は、添加物不使用で安心して、小さなお子様から大人までいつでもどこでもすぐに気軽に食べられるスイーツとして人気になっています。

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 さつまいもブームから生まれた干し芋ブーム、私たちとしては、干し芋の良さを沢山の方々に知っていただく良い機会になっています。美味しくて体に良い干し芋をこれからもご提供いしていけるよう取り組んでいきたいと思います。

来シーズンの新物の干し芋は、年末頃より新発売の予定です。
今シーズンの干し芋 べにはるかは、まだ販売中です。
ぜひ、当店の干し芋をご賞味くださいませ。

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